「このテーブル、列が多すぎて入力しにくい」——見えすぎることも、問題です
kintoneのテーブルフィールドは、明細や繰り返しデータの管理にとても便利な機能です。しかし、アプリを運用していくうちに列が増え、気づけば「ほとんどの担当者は使わない列」が並んでいる——という状況になることがあります。
経理担当者には不要な「備考」欄が毎行表示される。新人スタッフには使わせたくない詳細設定の列が見えてしまっている。入力時には不要だが、確認時には表示したい列がある——。
フィールド数が増えたテーブルでは、使わない列も常に表示されて横幅が広がり、入力操作がしにくくなる
テーブルに列が増えると、入力欄が横に広がり、スクロールが増え、操作のしにくさにつながります。「全員が同じテーブルを使っているけれど、見せたい情報は人や場面によって違う」というニーズに、kintoneの標準機能だけでは対応しきれないことがあります。
テーブルに列が増えた際に発生しやすい、操作しにくさのイメージ
そのニーズに応えるのが、テーブル内フィールド表示・非表示切り替えプラグインです。
テーブル内フィールド表示・非表示切り替えプラグインでできること
このプラグインを導入すると、kintoneのテーブル上で右クリックすると操作パネルが表示され、テーブル内にある各フィールド(列)の表示・非表示をボタン操作で切り替えられるようになります。
表示したい列だけを残してテーブルをコンパクトに整理できるため、以下のような効果が期待できます。
- 入力時に必要な列だけを表示してシンプルな画面にできる
- 場面や役割に応じて表示する情報を切り替えられる
- 列が多いテーブルでも、横スクロールを減らして操作しやすくなる
- 「見えているのに使わない列」によるユーザーの混乱を防げる
プラグインを有効にすると、テーブル上で右クリックしてフィールドの表示・非表示を切り替えるパネルが表示される
テーブル上で右クリックするとフィールド表示切り替えパネルが現れ、各列の表示・非表示をボタン操作で切り替えられる
注意点:本プラグインはデスクトップ画面(PCブラウザ)のみ対応です。表示・非表示の切り替えは画面上での操作で行います。kintoneのフォーム設定(フィールドの削除)とは異なり、データ自体は保持されます。
「全員同じ画面」の課題を解決する
kintoneのアプリは、基本的に同じアプリを使う全員が同じフォームを見ます。フィールドを非表示にする設定はアプリ単位であり、ユーザーや場面ごとに柔軟に切り替える機能は標準では備わっていません。
しかし実際の業務では、「A部門には必要だけどB部門には不要な列」や「入力段階では見せたくないが、確認・承認段階では見せたい列」が出てきます。
このプラグインは、テーブル列の表示・非表示をユーザーが画面上で自由に切り替えられるようにすることで、そのギャップを解消します。フォームの設定を変えることなく、柔軟な表示コントロールが実現できます。
活用シーンのイメージ
このプラグインが特に力を発揮するのは、以下のようなシーンです。
- 入力担当者と確認担当者で見せたい情報が違う場合: 入力時は必要最低限の列だけ表示し、管理者の確認時には詳細列も表示するといった切り替えが可能
- 列数が多い明細テーブル: 受注明細や作業報告など、列が多くなりがちなテーブルを、入力時には必要な列だけに絞って表示し、操作性を改善する
- 複数部門が共有するアプリ: 部門によって使う列が異なる場合、各自が必要な列だけを表示させて使うことができる
- 新人・ベテランで異なる操作範囲: 慣れていないうちは基本列だけ表示し、習熟に応じて詳細列を表示するといった段階的な運用が可能
設定方法:3ステップで完了
設定はシンプルです。大まかな流れは以下のとおりです。
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プラグインをダウンロードしてアプリに追加する
専用URLからプラグインファイルを取得し、設定したいkintoneアプリにインストールします。
プラグインをトライアルする -
プラグインの設定画面を開く
インストール後、プラグインの設定画面で以下を指定します。プラグイン設定の開き方
アプリの設定画面からプラグインの設定を開く
プラグイン設定画面の全体
テーブル内フィールド表示・非表示切り替えプラグインの設定画面。対象テーブルと初期表示する列を設定する
- 初期表示の設定:各テーブルのデフォルトで表示する列・非表示にする列を設定
初期表示フィールドの選択
各テーブル列の初期表示・非表示を設定する。チェックを外した列はページ読み込み時に非表示の状態でテーブルが表示される
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設定を保存してアプリを更新する
「設定を保存する」をクリックし、アプリを更新したら設定完了です。レコード画面上に表示・非表示を切り替えるボタンが現れ、ユーザーが任意に操作できるようになります。設定保存とアプリ更新
「設定を保存する」をクリックした後、「アプリを更新する」をクリックして設定を反映させる
まとめ
テーブル内フィールド表示・非表示切り替えプラグインは、「列が多すぎて使いにくい」というテーブルの課題を、フォーム設定を変えずにスマートに解決するプラグインです。
アプリを作り込んでいくうちに列が増えてしまったテーブルがあれば、ぜひ導入を検討してみてください。入力担当者の「使いやすさ」が上がると、データの品質もついてきます。
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