「マスターを直したのに、ルックアップ先のレコードの情報が古いまま……」
kintoneでルックアップ機能を使っていると、こんな問題が起きることがあります。
商品マスターの価格を変更した。取引先マスターの担当者名を修正した。でも、ルックアップで引き込み済みの案件管理アプリの既存レコードには、変更前の古い情報が残ったままになっている——。
マスターアプリの情報を更新しても、ルックアップで引き込み済みの既存レコードには変更前の古い情報が残ったままになっています
kintoneのルックアップは、レコードを作成・編集するタイミングに参照先の情報を取り込む仕組みです。そのため、マスター側を更新しても、すでに登録済みのレコードには自動で反映されません。古いデータを一件ずつ手動で更新するのは、件数が多いと現実的ではありません。
kintone標準のルックアップは「取得」ボタンを押さない限り既存レコードに反映されません。レコード件数が多い場合、一件ずつ手動更新するのは現実的ではありません
この「マスター更新の反映漏れ」を自動で解消するのが、ルックアップ先自動更新プラグインです。
ルックアップ先自動更新プラグインでできること
このプラグインを導入すると、ルックアップ参照元アプリ(マスターなど)のフィールドが更新された際に、そのマスターをルックアップで参照しているレコードを自動的に更新します。
手動での再取得作業が不要になるため、以下のような効果が期待できます。
- マスターの修正が関連レコードに即時反映される
- 古い情報が混在して混乱する事態を防げる
- 更新漏れによるデータの不整合がなくなる
マスターアプリのフィールドを更新すると、ルックアップで紐づいている関連アプリのレコードが自動的に一括更新される様子です
マスターデータの管理精度が上がり、kintone全体の情報の信頼性が高まります。
活用シーンのイメージ
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商品マスター管理:
価格や商品名を変更したとき、受注・見積もりアプリのレコードに即時反映する -
取引先マスター管理:
担当者名や住所を修正したとき、関連する案件・請求レコードを自動更新する -
社員マスター管理:
部署異動・役職変更があったとき、タスクや報告書アプリのレコードに反映する -
設備・備品マスター管理:
設備のステータスや利用可否が変わったとき、予約レコードに自動で反映する
設定方法:3ステップで完了
設定はシンプルです。大まかな流れは以下のとおりです。
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プラグインをダウンロードしてアプリに追加する
専用URLからプラグインファイルを取得し、ルックアップ参照元(マスター側)となるkintoneアプリにインストールします。
プラグインをトライアルする -
プラグインの設定画面を開く
インストール後、プラグインの設定画面で以下を指定します。設定画面の開き方
kintoneアプリの「設定」→「プラグイン」から、インストール済みの「ルックアップ先自動更新プラグイン」の設定ボタンをクリックして設定画面を開きます
プラグイン設定画面(全体)
設定画面では、自動更新対象アプリの選択・エラーダイアログの有無・更新トリガーとなるフィールドをまとめて設定できます
- 自動更新対象:自動更新するルックアップ先アプリにチェックを入れる
自動更新対象の設定
「自動更新対象」のリストから更新を反映させたいルックアップ先アプリにチェックを入れます。対象外にするアプリはチェックを外してください
- エラーメッセージの表示:ルックアップ更新時にエラーが発生したらダイアログを表示したい場合はチェックを入れる
エラーダイアログの表示設定
「エラーメッセージの表示」にチェックを入れると、ルックアップ更新時にエラーが発生した場合にダイアログを表示します。エラーを見逃したくない場合に有効にしてください
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設定を保存してアプリを更新する
「設定を保存する」をクリックし、アプリを更新したら設定完了です。以降は、指定フィールドが変更されるたびに、ルックアップで紐づいているレコードが自動的に更新されます。
まとめ
ルックアップ先自動更新プラグインは、「マスターを直したのに現場データに反映されていない」という、kintoneユーザーが抱えがちな悩みをシンプルに解消するプラグインです。データの整合性を保つために手作業を続けているなら、このプラグインで自動化できます。
マスターデータを複数のアプリから参照している環境であるほど、導入による効果を大きく実感できます。データ品質へのこだわりが業務の信頼性をつくる——そのための一手として、ぜひ検討してみてください。
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