じぶんシリーズ

数字を漢数字に自動変換!
「漢数字変換プラグイン」

「金額を漢数字で書いてください」——この一言で始まる、地味に面倒な作業

契約書、申請書、請求書、領収書、見積書——

正式な書類には、数字を漢数字で表記するルールが求められることがあります。

「¥1,250,000」を「金百二十五万円也」と書き直す。これ自体は難しくはありませんが、kintoneで管理しているデータから書類を作成するたびに手作業で変換するのは手間ですし、桁数が大きくなるほど変換ミスのリスクも上がります。

特に経理・総務担当者や、契約管理を日常業務にしているチームにとって、この作業は「毎回やらなければならない面倒なひと手間」として積み重なっていきます。

漢数字変換が必要になる場面
漢数字変換が必要になる業務シーン

kintoneで管理している金額をそのまま正式書類に使いたいのに、手作業で漢数字に書き直す手間が毎回発生してしまう

その手間を自動化するのが、漢数字変換プラグインです。

漢数字変換プラグインでできること

このプラグインを導入すると、kintoneの数値フィールドに入力した値を、自動的に漢数字に変換して別のフィールドに表示することができます。

数字を入力するだけで漢数字表記が生成されるため、以下のような効果が期待できます。

  • 契約書・請求書などの正式書類への漢数字転記が不要になる
  • 桁数が大きい金額でも変換ミスゼロで自動生成できる
  • 印刷・PDF出力をそのまま正式書類として使える環境が整う

デスクトップとモバイルの両方に対応しているため、外出先でのデータ入力時にも漢数字が自動生成されます。

漢数字変換プラグインの動作イメージ
漢数字変換プラグインの動作イメージ

数値フィールドに金額を入力すると、指定した文字列フィールドに漢数字が自動生成される

注意点:漢数字を出力するためのフィールド(文字列フィールドなど)をあらかじめアプリに用意しておく必要があります。また、変換ルール(大字・常用漢数字など)についてはプラグインの設定画面でご確認ください。

また、一覧画面上に一括変換ボタンもあるため、csvで一括登録したデータの漢数字変換にも対応できます。

漢数字が必要になる場面

ビジネス文書における漢数字表記には、主に「改ざん防止」と「正式書類としての慣習」という二つの意味があります。

アラビア数字(1、2、3…)は書き換えが容易なため、重要な金額には書き換えが難しい漢数字(一、二、三…)を使うのが慣例です。また、日本の商習慣・法慣習においても、一定の正式書類には漢数字表記が求められるケースがあります。

書類の種類 漢数字が求められる主な項目
契約書 契約金額、支払条件
請求書・領収書 請求金額、受領金額
小切手・手形 金額
見積書(取引先の要求による) 合計金額
公的・法的文書 金額、数量

このプラグインは、こうした書類作成業務とkintoneをつなぐ橋渡し役になります。

活用シーンのイメージ

このプラグインが特に力を発揮するのは、以下のようなシーンです。

  • 契約管理アプリ: 契約金額フィールドの数値を自動で漢数字変換し、契約書のドラフト作成やkintone上での確認に活用する
  • 請求書・領収書管理: 請求金額を入力するだけで漢数字が自動生成され、書類作成の工程を短縮できる
  • 経費精算: 承認済み金額を漢数字で自動表示し、精算書への転記ミスをなくす
  • 見積書作成: 見積金額の漢数字表記を自動化し、取引先への正式書類提出をスムーズにする

設定方法:3ステップで完了

設定はシンプルです。大まかな流れは以下のとおりです。

  1. プラグインをダウンロードしてアプリに追加する
    専用URLからプラグインファイルを取得し、漢数字変換を使いたいkintoneアプリにインストールします。
    プラグインをトライアルする
  2. プラグインの設定画面を開く
    インストール後、プラグインの設定画面で以下を指定します。
    プラグイン設定の開き方
    プラグイン設定画面を開くところ

    アプリの設定画面からプラグインの設定を開く

    プラグイン設定画面の全体
    プラグイン設定画面の全体像

    漢数字変換プラグインの設定画面全体。変換元・変換先・変換形式をここで設定する

    • 変換元フィールド:
      漢数字に変換したい数値が入っているフィールドを選択します。
      変換元フィールドの設定
      変換元フィールドの設定
    • 変換先フィールド:
      漢数字を表示するフィールド(文字列フィールドなど)を選択します。
      変換先フィールドの設定
      変換先フィールドの設定
    • 変換設定:
      漢数字の変換する設定を「一二三」または「百二十三」から選択します。
      変換形式の設定
      変換形式の設定

    日付や日時フィールドは直接漢数字に変換できないため、一度文字列1行の自動計算機能「DATE_FORMAT」を利用してから漢数字に変換してください。

    DATE_FORMAT関数の利用イメージ
    DATE_FORMAT関数を使った設定イメージ

    日付フィールドを漢数字変換するには、まずDATE_FORMAT関数で文字列に変換する自動計算フィールドを用意する

    日付の漢数字変換イメージ
    日付を漢数字に変換したイメージ

    DATE_FORMATで変換した文字列フィールドを変換元に指定することで、日付も漢数字で表示できる

    ※最終的な漢数字への変換は、レコード保存時に実行されます。

  3. 設定を保存してアプリを更新する
    「設定を保存する」をクリックし、アプリを更新したら設定完了です。以降は数値フィールドに値を入力するたびに、指定したフィールドに漢数字が自動表示されます。
    設定保存とアプリ更新の手順
    設定を保存してアプリを更新する手順

    「設定を保存する」→「アプリを更新」の順に操作することで設定が反映される

まとめ

漢数字変換プラグインは、「正式書類には漢数字」という日本のビジネス慣習とkintoneのデータ管理を、シームレスにつなぐプラグインです。

数字を入力するだけで漢数字が自動生成されることで、変換ミスのリスクをなくし、書類作成のスピードを上げることができます。契約・経理・総務まわりの業務でkintoneを活用しているチームに、ぜひ試してほしい一本です。

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